Modern Age Idol

ハロプロ/AKB/原宿駅前パーティーズ/ニコモ/子役。たまにアイドル業界のことについて考えます

矢作萌夏ソロコンサートに行ったらAKBの未来について考えてしまった

矢作萌夏ソロコンサート〜みんなまとめてすちにさせちゃうぞ〜in Tokyo Dome City Hallに行ってきました。席はアリーナ中央の10列目、通路側だったので見やすかったです。

 去年の夏くらいから注目していたメンバーで、劇場にも1度見に行きました。

 注目すべきはその圧倒的なルックスでしょうか。ここまでの顔は今のAKBでなかなか見つからない。そしてエロい。

そんな彼女はドラ3で研究生としてAKBに入ったわけですが、史上最速でチームKに昇格。すでにカップリングではセンターを務めるほどの実力者(推されメン)です。

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そんな彼女のはじめてのソロコンサート。加入からソロコンサート実施までの期間としても史上最速だそうです。加入1年足らず3000人のホールを一人で埋めるのは確かにすごい。注目度も高かったようで、僕がフォローしている人たちもかなり参加しているみたいでした。

矢作萌夏ソロコンセットリスト

M01 永遠プレッシャー
M02 意外にマンゴー
M03 シンクロときめき
M04 絶滅黒髪少女

—— MC ——

M05 ウィンブルドンへ連れて行って
M06 ハート型ウイルス
M07 ロマンス拳銃
M08 トイプードルと君の物語
M09 せっかちなかたつむり

—— MC ——
M10 フレンズ
M11 センチメンタル・ジャーニー
M12 冬のオペラグラス
M13 MajiでKoiする5秒前

—— MC ——
M14 愛よ 動かないで(ピアノ伴奏で)

—— MC ——
M15 もえきー
M16 やさしくするよりキスをして
M17 最強ツインテール

—— MC ——(大盛真歩がサプライズで登場し、サプライズで矢作有紀奈からの手紙を朗読)
M18 約束よ
M19 未来の扉

—— アンコール ——
E1 大声ダイヤモンド(※サビの歌詞「好き」→「すち」)
E2 希望的リフレイン(※サビの歌詞「好き」→「すち」)
E3 #すちなんだ

—— MC ——
今夏、矢作萌夏写真集発売が決定(白夜書房より)

E4 もえのことがすちだから

https://plus.google.com/109032389081888190627/posts/YxGKpMJ2uTp

 

矢作萌夏ちゃんの"意外ではないマンゴー"は健在でした。

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矢作萌夏の注目するべきポイント

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とにかくおっぱいがすごいのですが(何回言うの)、真面目な話をすると、いわゆる"昭和のアイドル”を体現しようとしているところでしょうか。個人的には「いや、もうそんなの流行らないよ・・」と思うのですが、彼女は愚直に昭和のアイドルをやり切ろうとします。MCもそうですし、セットリストも、握手も、いわゆる「作られたアイドル像」をやるのです。指原やこじはるに代表されるように、AKBはどちらかというと本音で話す、ぶっちゃける系が多く、それがウリでもあるのですが、萌夏ちゃんの流派は、どちらかというと渡辺美優紀とか、元スパガのあみたとか、嗣永パイセンとか、そちらのイズムを継承しているっぽい。個人的にはぶりっ子よりも、ぶっちゃけるアイドルのほうが好きなのですが、今のAKBのファン層を見る限り、萌夏ちゃんのその選択は正しそう。AKBのファンほんとにおじさんしかいない。平均40というか50なんじゃないかと思うレベル。高齢化が著しい。ほんと乃木坂とか欅坂に若い層をごっそり持っていかれていて、かわいそうになるレベル。ホントこれどうすんねんって感じです。


一方で、AKBが生き残るためには、おじさんたちのユートピアになるしかないのかなとも思います。老介護ホームです。AKBの空間にはポリコレ棒で殴る人もいない、ジェンダーにやかましフェミニストもいない、男尊女卑、女性蔑視なんでもござれの空間なわけです。いまどき胸を殊更に強調した格好で「筋肉を触らせてよ どれくらい固いの」*1なんて歌詞を公の場で16歳の娘に歌わせたら撲殺ですよ。僕たちには守らなきゃいけないものがあります。いいおっぱいに対しては「素敵なおっぱいだね」と言ったり、恥ずかしことをさせられてる子に対して「ヒューヒュー!」と冗談で茶化すくらいの暖かさを持ちたい。それは頑張ってる子に対するオタクなりの優しさです。

もちろん今の世の中的に公の場でそんなことを言ったら大変なことになるので、僕らはお金を払ってそういうことを自由に、堂々と言える空間を買っていると言っても過言ではありません。生きづらい世の中です。

乃木坂とか欅坂がおしゃれなサブカル路線で売れている一方、昭和の価値観を色濃く残すAKBの現場はとても素敵だと思います。そりゃあ若い女の子は寄り付かないでしょう。今のAKBは思ったよりドン引きするレベルで「古い」です。

あと数十年したら、そんな空間もなくなるでしょう。だけど、そういう世の中の不可逆な流れに意図的ではないにしろ、抵抗しているAKBを嫌いにはなれません。

最後、矢作萌夏ちゃんのソロコンと全然関係ない話になってしまいましたが、そんなことを思うライブでした。ライブ自体はよかったですよ!笑

 これはちょっとビビった。

 写真集発売おめでとう!

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*1:渡辺美優紀ソロ曲「わるきー」の歌詞

島袋寛子さんのライブ「Gift」で原駅ステージAを見た話。

今年は原駅ステージAが出るということで島袋寛子さんが毎年やっているGiftというワンマンライブへ。場所は品川ステラボール

SPEEDが流行ったのは自分が小学生の頃。20年越しに東京で見るとは思わなかった。

ライブ中の曲はほとんど知らなくて「As Time Goes By」とアンコール最後の「Body&Soul」の2曲しか知らなかった。

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このhiroのソロ曲、1999年の曲だけど意外と覚えてるもんですね。

肝心の原駅ステージAですが、原宿駅前ステージが休止してから3ヶ月ぶりに見ることができた。この日、ちょうど劇場も再オープンした。

久しぶりというのもあったけど、でかいステージで楽しそうに踊る原駅ステージAを見て、ちょっと泣きそうになった。しかも20年前に好きだったグループのメンバーと一緒に、同じステージで当時の曲を歌ってる光景ってめちゃくちゃエモい。長いこと生きてるとこういうこともあるんだな。

磯部杏莉さんと田谷菜々子さんがダンス&ボーカル、伊藤貴理さんと牧野真鈴さんがダンスで、くしくも当時のSPEEDと同じ人数、同じフォーメーションだったのも、なんか記憶を重ねてしまった。

アンコールの最後はSPEED時代のデビュー曲Body & Soulを披露。

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島袋寛子さん、2番のワンコーラス丸々原駅ステージAに渡してて太っ腹だなーと思った。原駅ステージAはでかいステージが映えるので、早く劇場以外のステージが増えるといいなと思う。

 

塚本凪沙さん、芸能活動再開のお知らせ

元ふわふわの塚本凪沙さんが、9/1、芸能活動を再開することを発表しました。

 塚本凪沙さんが所属することになった事務所スターレイプロダクションといえば、今話題のぺこ&りゅうちぇるが所属する事務所です。設立は2009年とまだ10年足らずで波に乗っていると事務所と言えます。

2016年に週刊誌で金融機関から取引停止を受けたと報道されましたが、その後サンドウィッチマンなどが所属するグレープカンパニーの社長・中村歩氏がスターレイの社長に就任し、2018年現在は軌道に乗っているように見えます。

塚本凪沙さんは元ニコラモデルなので、おそらくモデル・タレント活動を中心に活動していくと思われます。

塚本凪沙インスタ

塚本凪沙twitter

【過去記事】塚本凪沙ふわふわ卒業

iks03.hatenablog.com

奇しくも、原宿駅前ステージ一時休止発表の直後の再開というのが面白いですね()

「原宿駅前ステージ」からのお知らせ | 原宿駅前ステージ

いつも「原宿駅前ステージ」を応援いただき誠にありがとうございます。皆様のおかげで3周年ウイーク、またクエストホールでのライブを無事終了することができました。本当にありがとうございました。

原宿駅前ステージ」は4年目に入り、新しい内容に変化・進化させるために少しだけお休みをいただきたいと思います。再開が決まり次第お知らせさせていただきます。

これらも皆さんに喜んでいただけるような新しいステージを提供していけたらと思っています。4年目の原宿駅前ステージもどうぞよろしくお願いいたします。 

 

有路紗子、卒業コメント全文

今さらですが、4月16日、表参道Groundで原宿駅前パーティーズNEXTのワンマンライブが行われました。この日発表があったのは以下。

  • 有路紗子NEXT卒業
  • 丹羽絵理香NEXT兼任解除
  • 渡辺瑠NEXT卒業
  • NEXT新体制7人で新曲披露

瑠ちゃんは、この日OAで出演したバンドにベーシストと加入するようです。

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左から、古橋まりん、吉武花、渡辺瑠、迫田ゆりあ、松岡えりな。ちなみにギターボーカルを務めた松岡えりなさんに関しては、数年前の一時期現場に通ってました。

ストロベリーシアター&プリティグッドのお食事会に行ってきた話 - Modern Age Idol

というわけで、紗子ちゃんのステージ上での卒業コメントです。(ニュアンスが伝わるように、なるべくそのまま起こしたので文法が変なのは勘弁w)

有路紗子、卒業コメント全文

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有路 もう、紗子はね、この日が来てほしいような来てほしくないような日でした。ツイッターのコメントでも、いつも長文書いてくれたり、優しい言葉をたくさんの方、皆さんかけて下さって。

まあ、そんなガンガンツイートする方ではなくて、最後の方にたくさんツイートさせてもらったんですけど、リツイートだとかいいねとかコメントとか、皆さんが見てくれてるんだなと思って、日々頑張れてました。

 やっぱりもちろん紗子は皆さんにずっと会いたかったですし、これから先、会えなくなるのもとても辛いですが、自分で決めた道でいうと、私は2年前、小学6年生の頃に雑誌を読んでいて、それが女子小学生向けなんですよ。

もうちょっとしたら中学生だし、イベントも出でたんですけど、今日で最後にしようって出たイベントで、その雑誌の編集長の方に声をかけて頂きました。

で、それから撮影を少しやって、その帰りの竹下通りで、あの人ごみの多い中で、私は有り難いことに、何社かスカウトされました。(そのとき)私は最初どこにも所属はしませんでした。

 

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6ヵ月か、まあそんぐらい経った頃に、今所属させてもらってる事務所のことを急に思い出したんですよ、なぜかわからないんですけど、急に。で、まあ、オーディションなどを受けて所属させて頂いて。私NEXTメンバーの中で同期って西山瑚々なんですよ。

この二人以外、ほかみんな先輩なんですよ。事務所先にいたので。スキルも違うし、私、歌とかダンス嫌いだったんですね。体育でウェーイってやってタイプで、音楽も苦手だったんです(笑)

もちろん辛いことと嬉しいことどっちの方が多かったって聞かれれば、もちろん辛いことの方が断然多かったし、そのことを頑張るために他のことも何個もやめてきたり、まあ当たり前のことなんですけど。

まだ中学生の私にとってはすごく辛い時がたくさんありました。でも、それでもいつも見守っててくれた家族の支えがあったり、ファンの方ーその時はまだ会ってないけど(笑)ーその先、ファンの方に助けられたり、もう私にとっては本当に皆さんに対して、感謝と感激で一杯なのですね。

感謝感激有路紗子ってあるでしょう、その通りなんです。だから、皆さんがいてくれなかったら今の私がいませんし、皆さんが応援して下さったから紗子はここまでやってくることができました。

今自分の新しい夢というのは、今この場所だけなんですけど、海外でも活躍したいなと思って、とりあえずはダンスを頑張っていました。

これからどんどん、また活躍して、必ずみんなの前に立つので、私も皆さんのことは必ず忘れませんし、だから皆さんも紗子のことを絶対に忘れないで、また出てきた時に応援して下さると嬉しいです。今日は本当にありがとうございます。

 

以上です。紗子ちゃん、またどこかで逢いましょう。

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鈴木瞳美バースデー公演お手紙全文(2018.4.15夜公演)

1.本島りりかさんから鈴木瞳美さんへの手紙

 いろいろあるなあって思ったんだけど、やっぱり一番の思い出は、一緒にディズニーに行ったことかな。あの日は風が強く吹いてて、写真も撮れないぐらい前髪がすぐ崩れちゃって、トイレの鏡からずーっと離れなかったよね。それですぐ直しても前髪が崩れちゃうから、もーって言ってぷんぷんしてる瞳美は可愛かったです。でも家に帰って写真見たら、ぜんぜん写真なくてなえました。でも、めちゃくちゃ楽しくて、いい思い出になったよ。ありがとう。また絶対行こうね。ああ、あと、今度はナンカレーを食べようね。ステーキじゃなくてね。ナンカレーね。そして、瞳美はここまでめげずに自分を突き通してよく頑張ってて、ふわふわにはいなくてはいけない存在だと思ってます。そんな瞳美にも辛くて悔しくて泣きそうな時が何回もあったよね。みんなには大丈夫だよって笑顔で言ってて、本当に大丈夫なのかなって不安になりました。お互い、似たような悩みも多くて、夜電話で言い合うこともあったよね。その時はこんなりりだけど話してて少しでも楽になったかな。りりも頼ってばかりでごめんね。これからも辛いことと悲しいこととかあると思うけど、お互い全力を忘れず頑張ろうね。辛いことや悲しいことの後には必ず楽しいこと嬉しいことが待ってるからね。瞳美にとって幸せな一年になりますように。大好きだよ。りりより。


2.赤坂から鈴木瞳美さんへの手紙

 瞳美へ。まずは17歳のお誕生日、おめでとう。そしてふわふわも二周年を迎えましたね。こうして一緒にお祝できること、とっても嬉しいです。ひとみんは覚えてないと思うけど、初めてちゃんと話した時に、「写真撮って」と言われて、私は嬉しくて、「うん」と笑顔でこたえたら、「あっ、一緒にじゃなくて、瞳美一人の写真」と言われたのは結構ショックで一年くらい引きずってたのは内緒です。でもそれと同時に、小柄で小動物みたいに可愛い見た目とは裏腹に、自分をしっかり持ってる子だなと思ったのが第一印象でした。それから約二年半、一緒に活動してきて、本当にいろんな事があったよね。その度に、ひとみんの新たな一面を知れた気がして、とっても嬉しかったです。コーラ愛がものずごく強いところも、前髪へのこだわりが人一倍強いところも、持っている物がほとんどピンク色なのも、人一倍ふわふわしてる私服も、それに楽屋でガッツリラーメン食べてる姿も全部ひとみんらしくて、私は大好きです。これから先もいろんな壁があると思うけど、そんな時は一人で悩まずにふわふわメンバーを頼って下さい。いつもひとみんの優しさにメンバーみんな支えられてきたからね。最後に、17歳、まだまだ無限の可能性もチャンスもあると思います。どんな時もひとみんらしく、前を向いて、向かって突き進んでほしいです。赤坂からのお願いです。これからもお互い頑張っていきましょう。ひとみん、いつもありがとう。大好きです。赤坂より。


3.鈴木瞳美からの手紙

 今日、私のバースデー公演に来て下さって、本当にありがとうございます。私は小さい頃から芸能界に憧れていて、将来はモデルさんになるのが夢でした。中学生になったある日、たまたま乗るバスを間違えてしまい、ノリで原宿に来た時に今の事務所にスカウトして頂きました。そこからいくつかオーディションを受け、ふあふあメンバーのアンダーとして初めてこのステージに立ち、その一週間後にはふわふわへの加入が決まりました。はじめは、ふわふわとしての活動は自分の夢を叶える為の通過点だと思ってやっていたのですが、ファンの方の笑顔を見たり、声援を聞いたり、メンバーと一緒に活動していくうちに、アイドルって楽しい、もっともっと頑張ってふわふわで大きなステージに立ちたいと思うようになりました。ふわふわは今までいろいろなテレビ番組やイベントに出演させて頂いたり、CDを6枚もリリースさせて頂いたりと、恵まれた環境で活動してきたと思います。けれど、うまくいかないこともたくさんあって、ずっと後ろのポジションで、自分はふわふわにいて意味があるのかなと考えたり、応援して下さってる皆さんに恩返しできてるのかなと思ったり、大切なメンバーの卒業があったりで、何回も立ち止まりそうになったこともありました。そんな時、メンバーが相談にのってくれたり、何よりファンの方の存在が私の心の支えになっていました。ほどよい温かさで誰よりも責任感のある日菜、お人形さんのような可愛さで甘え上手なるり、誰よりもプロ意識が高くしっかり自分の意見を持っているあいみ、ニコニコ笑顔でコミュ力が高いはる、すごいメンバー思いでいつも元気で本当に優しい桜菜、しっかり者で意見をはっきり言ってくれる七聖、ふわふわの癒し、そしてダンスが上手な美雪、いつもメンバーを笑わせてくれるジワリの神百々花、ふわふわのことをよく考えてまとめてくれる赤坂、妹みたいな存在でよく意見が合う小春、ふわふわのムードメーカー、そしてお調子者の遠藤、本当に頑張り屋さんでいつも一生懸命のりり、そして卒業していったメンバー、この大好きで大切なメンバーがいたから、そして応援して下さるファンの皆さんがいたから私は今までこの活動を続けることができました。私にはこれといって長所もないし、目立ったポジションにいる訳でもありません。けれど、そんな私を見つけてくれて応援してくれて支えてくれて、本当にありがとうございました。17歳は自分が本当にやりたいことに向けていろいろなことにチャレンジして前進できる年にしたいなと思います。そしていつか応援して下さった皆さんにきちんと恩返しができるよう、自分らしく、夢に向かって精一杯頑張るので、応援よろしくお願いします。今まで本当にありがとうございました。鈴木瞳美。

 

"「アイドルを見る」時代から「アイドルに見られる」時代へ-原宿駅前ステージに見るファンとアイドルの関係性の変化"について書きました

割りと多くの人に読んでもらってるようでありがとうございます。

半分はネタですが、やはり「いつまでも あると思うな 原駅ステージ」という感じで、今ここで一回総括してみるのはアリかなと思って書きました。

このネタ自体は去年から温めていたんですが、不完全情報ゲーム性が高い現場なので、なかなか公開できずにいました。

原駅の現場情報っておそらく他のアイドルグループに比べて全然外に出てなくて、「隠された現場」みたいになってるんですよね。意図的に隠してるわけではないけど、チケット当選の難易度を考えれば、現状どんな現場なのかが、常連以外に非常に分かりにくい現場となっています。

それはそれでいいだろ、邪魔するな、という意見も理解できるものの、これから10年、20年と経っていく中で、いつかステージにも終わりが来ると思います。その時の振り返り参考文献という立ち位置で読んでいただければ幸いです。

「こんな現場もあったんだね」という振り返りができないと、さすがに寂しくないですか?

20180212_中田陽菜子バースデースペシャル 手紙部分書き起こし

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席はB2-5。

この日の見どころはなんと言っても1年以上ぶりの披露となった「フィナール」。イントロが流れた瞬間、会場が盛り上がりました。

 椅子プレイ・チェキなどはありませんでしたが、今の乙女7人のフィナールを以って原宿乙女が完全に復活したと思います。

(丹羽ちゃんがフィナール終わった後震えてて、本人も緊張したと言ってたけど、いつもキレキャラな丹羽ちゃんが実は結構な心配性であることを知って好きになった)

で、肝心の生誕祭でしたが、中田のバースデイ公演は毎年エモいので、今年も期待していましたが、期待以上でした。

以下では各メンバーからの手紙、中田からメンバーへの手紙の内容を紹介します。

山登梨花から中田陽菜子への手紙

中田陽菜子さんへ。中田さん、まずは十八歳の誕生日おめでとうございます。

私が初めて中田さんを見たのはこのステージが出来た二年半前です。初めて原宿乙女を見た時、ちゃんと覚えて帰ったのは中田さんだけでした。

初めて見た時から、なんて存在感のある人なんだろ、この人以外はセンターはつとまらないと思いました。

けど、乙女にはいろんなことがあって、私にはわからないくらい中田さんは辛い思いをしたと思います。

そして今年の一月から新生乙女として七人になる時、自分の名前が入っていて、私みたいなチビが高身長の人達に混ざって大丈夫なのか、ファンの人達の評判はどうなんだろうか、なによりいろんなことを頑張ってきた中田さんになんでこんなちっちゃい子がって思われないかすごく心配でした。

でも中田さんはそんな私を乙女として受け入れてくれました。その時は本当に嬉しかったです。MCの時も私がしゃべるだけしゃべってちらかってしまうと言ったら、ちらかってもちゃんと片付けるから大丈夫だよって言ってくれたり、相談にのってくれたりした時、乙女に入れて本当に良かったなと思いました。

それと同時に中田さんは絶対にいなくてはならない存在だなと思いました。中田さんがいないと乙女は成り立たないし、けいちゃんのテンションも上がらないし、けいちゃんがボケることも出来なくなってしまうと思います。

私はこの七人で乙女を頑張っていきたいです。乙女の軸としてこれからも中心にいてほしいです。これからもたくさん迷惑かけると思います。

中田さんに大変な思いをさせてしまうと思います。でもそんな時は、私では役不足かもしれませんが、話だけは聞けるので、なんでも言ってください。

これからもよろしくお願いします。今日は本当に誕生日おめでとうございます。中田さんにとって幸せなことがたくさんある一年になりますように。

原宿乙女、山登梨花

丹羽絵理香から中田陽菜子への手紙

中田さんへ。十八歳おめでとうございます。当日に直接祝うことが出来て、すごく嬉しいです。

いざ手紙を書くとなると、話したいことは山ほどあるはずなのに、恥ずかしくていろいろ考えてしまいます。長くなりそうですが、許して下さい。

まず、私が中田さんを知ったきっかけは原宿駅前ステージでした。当時まだレッスン生だった私はステージに立つ中田さんを見て憧れの思い、その他たくさんの感情を抱きました。

実は中田さんに質問返しをしてもらったこともあります。そのくらい大きな存在で、何というか、活力というか、私の原動力でした。

ありがちな言い方ですが、あの頃の私はまさか二年後に中田さんと同じステージに、同じチームに所属している状態で立っているなんて思っていないでしょう。

去年の三月に初めてステージで踊らせて頂くことになり、ガチガチに緊張していた私に中田さんは先輩メンバーと変わりなく接してくれ、いろいろな手助けをしてくれましたね。今でも鮮明に覚えています。

話していくうちにあの時から今まで中田さんの良さをたくさんたくさん感じています。今年に入って七人乙女になって活動していることで新しく今まで見えなかった中田さんが見れて嬉しいです。

気持ち悪いとか思わないで下さいね。

それと同時に少し寂しくもあったりします。人数が増えたことでアンダーに入ってきた時みたいにバンバン話しかけに行くのをためらってしまうからです。ただの嫉妬です。憧れだった中田さんと今同じステージに立てているのがすごくすごく嬉しいです。

中田さんは綺麗で可愛くてかっこよくて、考え方、立ち振る舞いが大人で本当に私といっこさなのかといつも思います。存在からすべてが魅力で溢れています。

性格も顔もたまに見えるお茶目さもすべてが大好きです。今いっこさという言葉を出しましたが、いっこさだからとても話しやすくて信頼できます。

ここにいるメンバーはみんなライバル、よく言いますが、もちろんそれはそうだけど、一歩外に出た時にどうでもいい話とか仲間っていう関係じゃない友人というか、そういうような関係でいつかお話しできたらなと思っています。

きっと私が思っている何倍も大変だと思うし、いろいろ抱えているものがあると思います。私の前では一切弱いところを見せないけど、弱音や思うこと一つや二つはあると思います。

役に立てるかわかりませんが、どっしり構えてるのでいつでもはき出しにきて下さい。頼りがいのある人になれるように私も頑張ります。本当に長くなりましたが、今日は本当におめでとうございます。

普段は恥ずかしくてなかなか表面では言えないけれど、中田さんが大好きです。これからもよろしくお願いします。今度どこかお出かけにも行きたいです。中田さんにとって素敵な最高の一年になりますように。

丹羽絵理香

東慧依から中田陽菜子への手紙

中田へ。十八歳の誕生日おめでとう。もう出会って三回目のお祝だけど感覚的には何年も何年も一緒にいるような感じです。

あんなに一人で泣きじゃくってくよくよしてた日々が二年前だと思うと懐かしいし、本当に成長しているね。当時も今も中田はその場にいるだけで主役って感じがします。

身長もスタイルも含めて他の人が願っても得ることができない存在感を持っていて、その背中を後ろから見るたびに悔しくなるほど付いていきたくなって、でもどこか支えてあげたくなります。

この三年間、中田のご家族の次くらいに誰よりも中田のことを近くで見てきた気がします。同じチームになってから近くになりすぎて逆に遠くに感じて少しだけ壁ができてしまったりすることもあったけど、中田のことは誰よりも理解できてると思うし、私のことを誰よりも理解してくれているのは中田です。

しっかり者で、でもどこか抜けてて一人で突っ走ろうとして、でも頼ってくれて、本当は泣き虫で、でも立ち向かう姿がかっこよくて、輝いていて、私にとって唯一無二の存在です。

十月頃の講演から中田がしばらく乙女の活動をお休みするって聞いた時、正直終わったなって思いました。そのしばらくが続くのか、私が壊してしまうんじゃないか、なんて考えながら過ごす二、三か月はとても長かったです。

そもそもMCが下手くそだって公言しちゃっていじられてた人間がチームのコーナーの進行を毎週するなんて危険すぎると自分でも思ったし、自分一人で後輩を引っ張るとなった時、いまだに原宿乙女を完全に知りきれていない自分がいて、わからないことだらけだったけど、

かっこ悪い変な意地を張って中田にまったく相談も連絡もしないでいたら大晦日に会った時、泣いてる私にギュッとしてくれた時に自分の小ささを改めて感じたし、

中田が私に与えてくれたピンチは必ずチャンスになって私を強くさせてくれるんだな、中田かっこいいな、ずるいな、と思って年を越しました。

中田が帰ってきた時のお客さんやメンバーの反応を見て、ああ私は中田の替わりにはなれないし、なろうともしなくていいんだって思いました。

それくらい中田の存在は大きいし、中田がいると私も等身大の自分でいれます。もちろん、競い合う相手ではあるけれど、一番一緒に頑張りたい大切な人です。

そして今こうして七人で原宿乙女のステージができているのも中田が積み重ねてきてくれた過去があるからです。本当にありがとう。

最近では高校卒業を控えていて、また一つ大人になることを楽しみにしつつもどうなるんだろうって不安そうにしてる時もあるよね。

その感覚がまだ私には共感することは出来ないけど、今までの辛かったことも大人になっていつかお酒を飲めるようになった時、あの時は辛かったねって笑い飛ばせる日がくるように、今は今なりに私達らしく、どうなるかわからない未来を一緒にもがいていこうね。

十八歳、きっと素敵な一年になるよ。しようね。行き詰った時はたくさん笑わせるから、隣にいるから、今まで通り頼り合って刺激し合って今まで以上に上を目指して頑張っていこう。おめでとうございます。そしていつもありがとう。

中田陽菜子さんから原宿乙女のメンバーへの手紙

原宿乙女のみんなへ。こうやってみんなにちゃんと話すのは初めてだね。新たにこの七人でスタートしてあっという間に一ヶ月が過ぎました。

とっても早くて濃い一ヶ月でした。そして今日に向けて練習、それぞれ忙しい中、いっぱい協力してくれて本当にありがとう。

半年くらい前から丹羽と梶が乙女のアンダーで出てくれるようになって、正直最初はとりあえずみたいな感じで出てもらって始めていましたが、毎週やるごとに二人がどんどん成長してかっこよくなっていく姿を見て、私はすごく刺激を受けました。

そして山登、ここねん、ゆぴも正式に加わることになって一気に新しい原宿乙女の色が付いてきました。

正直ここまでがっちり人数を増やすのにはかなり勇気がいりました。自分の中でも原宿乙女にどうしても熱が入らなくなってしまったり、リスタートとなるともう一度原宿乙女を築き上げるのは不安が大きすぎて悩む日々も多くありました。

そして去年の終わり頃、悩みに悩んで私がしばらく休演させて頂くことになった時、丹羽と梶川、東そしてここちゃんが原宿乙女を繋いでくれたお陰で、私が自分をしっかり見つめ直すことができました。

そして大きな一歩を踏み出す決断もできました。本当にありがとうございます。

真面目でいっつも一生懸命な山登、

見た目とは裏腹にすごくしっかり考えてて自分をしっかり持っているゆぴ、

不思議な世界観を持っていてとっても可愛い妹みたいなここねん、

可愛い性格だけじゃなく中一とは思えないぐらいどんどん成長していく梶、

一周回ってさっきも言ったけどキレてる姿がもう最近かわいくてしょうがない、そして頼りがいがある丹羽、

そしてもはや一心同体の東、

東が乙女に入ってくれて本当に本当に良かったです。東が居なかったら私はここに居たか正直わからないくらいたくさん支えられました。

ステージが始まった頃から仲良くさせてもらってたけども、もちろんチームはまったく違うくて同じになるとは一ミリもそん時は思ってなかったけど、それまでも大きかった東の存在がこの一年さらに大きくなりました。

頑張りたくても頑張りようがなくて、苦しい時にはそん時も横には東がいて、一緒に悩んで一緒に頑張ろう乗り越えようって励まし合って七人の新体制も真っ先に協力して作り上げてくれて、あなたは私にとって最強以外の何物でもないです。

夢は真逆でも今こうやって同じ一つのことを取り組むこの今の時間を大事に、そしてお互いの将来に繋がっていけたらいいね。いつも本当にありがとう。そしてこれからもよろしくね。

そして最後に、原宿乙女という名前、気付けば歴史書でも作れるんじゃないかというくらい二年という短期間でいろんなことがありました。

まさか私がここまで原宿乙女という名前を背負う立場になるとは思ってませんでした。初期のメンバーが誰一人いないという状況は正直寂しかったです。

でもあの時七人がいて、今の私がいて、今の乙女があります。きっとその一つ一つが今に繋がってると考えたら原宿乙女自体に感謝の気持ちでいっぱいです。

ここまで強くなれたのも、そのような試練があってこそで、自分の中の夢がはっきりと、そして強くなりました。

新しい乙女も自分達自身もまだまだ未知でどうなるかわかりませんが、みんなとこれからここから新しい原宿乙女を少しずつ築いていけたらいいなと思ってます。

原宿駅前ステージにいい風を吹かせられるそんなグループになるよう全力で引っ張っていきます。いつもありがとう。そしてこれからよろしくお願いします。

原宿乙女、中田陽菜子でした。

中田陽菜子さんからファンのみなさんへの言葉

まずは皆さん、今日は来て下さって本当にありがとうございます。

十七歳はですね、私は原宿駅前ステージ以外にモデルの道が少し開けまして、東京ガールズコレクションとか関西コレクションとか自分が夢に見てたステージに少しずつ出させて頂けるようになったりしました。

でも、正直その仕事を頂いたことがすごく嬉しい反面、やっぱ自分の存在が外に出ると本当にちっぽけで、まだまだだなと思う部分がたくさんあって、私はもっともっと成長しなきゃいけないなってすごく感じるそんな一年でした。

すごく焦りが大きかった十七歳なんですけど、十八歳の前にこうやって一歩踏み出せて心の余裕もかなりできて、今すごく毎日楽しむことを楽しんでます。

これから十八歳は私らしく一歩ずつ夢に近づいていけたらなと思いますし、みなさん本当に変わらず応援に来て下さることが本当に嬉しくて、やっぱ原宿駅前ステージって本当に私にとってかけがえないというか、なくてならない存在ですし、皆さんに応援して頂けることの有り難さを本当に感じた一年でした。

これから十八歳、一生懸命私らしく頑張っていきたいなと思ってますので、これからも応援して下さったら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。

来場者に配られたメッセージカードのQR動画