Modern Age Idol

ハロプロ/AKB/原宿駅前パーティーズ/ニコモ/子役。たまにアイドル業界のことについて考えます

TVタックル「これでいいのか、日本のアイドル」を見てロリコンについて考えた話。

昨日のTVタックルは「これでいいのか 日本のアイドル」

ビートたけしのTVタックル|テレビ朝日

いま最も勢いがある地下アイドルとそのファンがスタジオに大集合! アイドルは日本を救うのか? 徹底討論スペシャ

 

楽しく拝見しました。

アイドルは語れる要素が多すぎて、一方向から語るには無理がありますよね。

 

昨日出ていたアイドル(スルースキルズ、ベルハー、さっちゃん、仮面女子)が地下アイドルの全てではないですが、結局どのグループを扱ったところで一般層から見た地下アイドルに、変わりないでしょう。

 

また大竹まことミッツマングローブ島崎和歌子、オリラジのあっちゃん等、番組のご意見番みたいな人たちも、オタクから見れば「何を見当違いのことを言ってるんだ、ケシカラン」なわけですが、あの人たちもまたあそこで仕事をしているだけなので、一般層の意見を代表して発言している、くらいの意識は彼らの頭の片隅にあるでしょう(いや、ないか)

 

昨日出演していたファン代表のオタクたちは、オタクから見れば、至極一般的なオタクだったかと思います。

 

一方、私のTLを埋めた意見、比較的ロリコンの方が多いと思いますが、一様にして「こちら側に来るな、荒らしてくれるな」という意見が多かったように思います。そりゃそうです。他人の手垢がついてないのがいいわけですから。

 

こちら側というのはロリコンが好きな、まだ見つかってないアイドル、ざっと見繕ってU-15といったところでしょうか。

 

番組内にもありましたが、ロリコンというのはヲタクとは別の存在である。これもヲタク、及びロリコン紳士の皆様がたに置かれましては、全うな指摘だったかと思います。

 

ヲタクとロリコンの間、また一般層とヲタクの間には、やはり見えない大きな溝が存在しているようです。

 

一般層がヲタクを理解できるようになるためには、まず「推している」という感覚を肉体で覚える必要があります。「好き、だから推す」のですが「好き」=「推したい」ではありません。簡単に言うと「好き」は内向き、「推す」は外向きです。「推す」という外向的行為を通じて、まわりを巻き込み、みんなでその子を盛り上げて行きたい、ということです。「好き」は、自分が「好き」だと思ってればいいわけで、別に外に発する必要はありません。

 

ロリコンには「推し」という概念が希薄です。ロリコンの楽しみ方はどちらかというと「好き」の部類でしょうし、そもそも応援するものでもなく「その瞬間の美」を楽しむものですから、やはりオタクとロリコンは似て非なるものでしょう。

乱暴に申し上げますと、オタクは「応援する人」、ロリコンは「鑑賞する人」です。

 

ただこれを一般層に理解してもらうのはかなり難儀です。昨日、番組内であった意見としては「スカート見えてドキドキしないの?」「付き合いたいと思わないの?」「性的な目でみてるでしょ」等、ほとんどの意見が「アイドル=性の対象」として見ていました。割とまともなことを言ってたのは、ビートたけし一人でしたね。

 

いちヲタクとしてTVを作ってる人たちは「感性が貧相」という印象を抱いたわけですが、またこれも世間とのズレであり、だからこそ“ヲタクとしてアイドルを楽しめてる”気もします。

 

アイドルを性的な目線で見るかどうかというのは、人によって異なると思うので、一概には言えませんが、自分の感覚値として、アイドルとセックスしたいと、本気で思ってる人はヲタクには少ないように思います。18歳くらいで可愛い子に誘われたら、それはするとは思いますが、基本的にそういうことは起こりえない(※イケメンピンチケは除く)からこそ、これまたアイドルを楽しめる要因となっています。

 

逆に性的興奮を覚えていたら、「男と女」という関係性では楽しめるかもしれませんが、ヲタクとしては楽しめないですよ。

 

上記の話は、はっきり言って一般層に伝わろうが、伝わらなかろうが、どうでもいいことです。実力あるアイドルが、自分たちの魅力を以て、一般層をファンに引き上げられれば、それが健全です。

 

ヲタクは自分たちのやりたいように楽しめばいいと思います。

楽しんだ上で、その魅力が一般層に伝わればそれがいいんじゃないでしょうか。