こどもの日の恒例行事「ハロプロ研修生発表会ー春の実力診断テスト」に行ってきました。開催は今年で4回目。今の中野サンプラザで行うのは最後かな。
この研修生発表会がハロプロ、ハロヲタの中でどういう位置づけか。
研修生によるステージは年に数回行われていますが、この実力診断テストは年に1回。
最大の特徴は2000人の観客による直接投票で、その日のベストパフォーマンス賞が決まります。なので研修生たちは、日々練習してきた成果をこのステージでいかんなく発揮します。チャンスは1度きり。このステージで最高のパフォーマンスを見せる必要があります。
このステージで評価されたからといって、すぐにデビューが決まるわけではありませんが、デビューに至るまでの何かしら加点ポイントにはなると思います。
また研修生たちにとっても大舞台で、日々の練習の成果を観客に向けて発表し、手応えをつかむ、そういった役割もあります。
メモ程度ですが各研修生へのコメントを。と言ってもメモってたわけではないので、覚えてるだけ書きます(毎年ペン持って行こうと思って忘れるヲタク)
トップバッターの秋山さん。トップバッターはその後の基準にもなる大事な順番。
本人も言っていたけど、緊張感は感じられず、堂々と踊っていました。すごい!とはなりませんでしたが、淡々とキレのあるダンスを踊っており、実力が垣間見えました。見事ダンス賞を獲得。
高瀬くるみ 17歳 栃木 歌唱曲「Moonlight 月夜の晩だよ」モーニング娘。
栃木のローカルアイドルとちおとめ25の元メンバー。
こちらも2番目と早い出順でありながら、堂々としたパフォーマンス。歌うのが難しい楽曲でしたが、見事でした。歌唱後、審査員の歌の先生からは、裏声を評価されていました。うさ耳の衣装についてはノーコメントですが、僕は高瀬さんに投票させてもらいました。賞はとれませんでしたが、1位に3票差と肉薄。惜しかったですね。
審査員特別賞を受賞した井上さん。去年に引き続き2年連続受賞です。
審査員特別賞は、投票で拾えなかった人材を拾い上げるという意味があるので、第1回目の審査員特別賞を受賞した和田桜子さんがこぶしに加入したことを考えると、井上さんもデビュー間近かもしれません。
逸材キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
名古屋のローカルアイドルDELUXE COLORSの元メンバーである児玉さん。
お母さんに作ってもらったというトマトの衣装で登場。パフォーマンス後のトークが秀逸で、空気の読めないトマト大好きアピールをいっぱいしていました。しまいには熊井ちゃんに「トマト嫌いなんです」と言われる始末。
でも空気を(あえて)読めないことはステージ稼業にとって良いことですからね。目指せ嗣永!
この子には妙に色気がありました。14歳ですが主婦のような、人妻のような色気の持ち主。
(なんだこの衣装は・・)
今回の大本命の1人、かえでぃーこと加賀楓さん。
圧倒的な歌唱スキルはすでに周知の事実ですが、果たして今回どうなるか。
楽曲は「恋ING」。バラードです。本人は「あえて苦手な曲を選んだ」と言っていましたが、苦手な曲を選ぶ必要があったのかな?って思っちゃいましたね。
全く悪くはないけど、可もなく不可もなくといった感じでした。圧倒的にうまいんだけどね。上手い=良いではないのが、ステージ稼業の難しいところです。
前田こころ 13歳 東京 歌唱曲「SHOCK!」℃-ute
この子も独特な雰囲気がありました。スタダ系の顔立ち。
笠原桃奈 12歳 神奈川 歌唱曲「愛しく苦しいこの夜に」モーニング娘。
今回の大穴、笠原さん12歳。
この日の衣装は白いノースリブニット。12歳にして、かなり立派なお胸を持っておられるので、完全に反則です。申し訳ないけど歌よりも胸に目がいってしまい・・
本人は「中学生になって大人の自分をみてほしいからこの衣装を選びました」と言っておられましたが、おじさんには十分すぎるくらい伝わりましたよ。
静岡のローカルアイドルぷりんせす♪りぼんの元メンバーである小野田さん。
ハロプロ直系の雰囲気で、すでにコピンクス周りの仕事もしています。ポスト佳林ちゃんさんですかね。
パフォーマンスの途中、こぶしファクトリーの井上玲音さんを引き連れて、リコーダー演奏をかましてくれました。
キラキラネームキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
読めないけど姫良々でキララと読みます。12歳ながら笑いのツボは抑えてるかのようなトーク。頭が切れますね。司会が最後に「言いたいことはありますか?」って聞くんだけど、ほとんどの人が「ありがとうございます。」としか言えないなか、キララちゃんは天丼をかまして笑いを誘っていました。ちっちゃい!かわいい!
大本命その2。2014年のベストパフォーマンス賞受賞者ですね。
楽曲は「初恋サイダー」。僕、初恋サイダーはハロプロか吉田凜音しか歌っちゃダメな曲だと思ってるんですよね。曲としての破壊力がありすぎるだけに、これ歌っとけばなんとかなるだろ的な空気が地下アイドルには蔓延しています。この曲を雑な扱いで歌っていると火傷しますので気をつけましょう。
そういうところもあって今回の段原ちゃんの初恋サイダー、ほぼ言うことなしでしたが、予想通りというか、予想を超えたパフォーマンスにはなりませんでしたね。本人は優勝を取りに行くつもりで選曲したんだと思いますが、裏目に出てしまいました。
この頃から集中力が切れてきて、あまり記憶がありません。結構真剣に見るって大変やねん。
俺の中での大本命、仲野りおんc。
GRENEN ROOMで歌唱審査の映像を見た時から気になってました。
ミスムンの入りで叫ぶ「Wow!」のタイミングが個性的で可愛すぎる。41分〜。
https://www.youtube.com/watch?v=OPBIdRo1PbU
予想通りめちゃくちゃいいパフォーマンス。決してうまくはないけど、めちゃくちゃ一生懸命に歌に食らいつこうとしてる姿に好感が持てました。
とても純粋そうだから、このまま頑張ってぜひデビューしてほしいです。
島野萌々子 16歳 埼玉県 歌唱曲「Crazy 完全な大人」℃-ute
橋本渚 18歳 神奈川 歌唱曲「抱いてよ!PLEASE GO ON」後藤真希
元ナイスガールトレイニーのメンバーで、この日の最年長。
元オスカーの子役でもあるんですね。
参考 子役恋物語:ピラメキーノ 番組公式サイト : テレビ東京
歌もダンスも悪くなかったですが、18歳の研修生評価は中々難しいところがあります。
小野瑞歩 15歳 東京 歌唱曲「ロマンティック 浮かれモード」藤本美貴
金津美月 13歳 東京都 歌唱曲「インスピレーション」モーニング娘。
この日の最年少、プリンちゃんこと清野桃々姫が大トリを飾ります。
プリンちゃんはまだ研修生歴が半年くらいで、ほとんどのハロヲタにとっては未知の存在。ただ「後ろに大人が入ってるサイボーグ系アイドル」という噂だけが一人歩きしていたため、この日どうなるか楽しみ半分、不安半分でした。
元々アモレカリーナで知っていたわけなんですが、中野サンプラザといったようなデカい箱でプリンちゃんを見るのは初めて。
どうなることかと思いましたが、圧巻のパフォーマンスで会場を湧かせていました。
投票時、最後の最後まで高瀬さんかプリンちゃんか迷いましたが、伸びしろを期待してプリンちゃんには入れませんでした。でもかなり良いパフォーマンスでしたし、ある意味ハロヲタに残した衝撃は一番大きかったかもしれません。
歌の先生からも「我が軍のドラフト一位はこの子」という評価コメントも。すごい!
結果発表
審査委員特別賞 井上ひかる
ダンス賞 秋山真緒
歌唱賞 高瀬くるみ
ベストパフォーマンス賞 笠原桃奈 清野桃々姫 (同票数)
総評
今回のハロプロ研修生発表会もめちゃくちゃ面白かった。
普段ワイワイやる応援スタイルだけど、こうやって真剣にパフォーマンスを吟味する空間というのは面白いし、これはアイドルヲタクの中でもステージに対する目が肥えているハロヲタにしか出来ないスタイルでしょう。邪魔する人もいないし、これを楽しんで出来るのがハロヲタのいいところ。
研修生発表会は人気投票ではありません。この趣旨を見事に理解している2000人のヲタク。めっちゃ優秀ですね。
「これは20世紀と21世紀の戦いである」byまこと
発表会中、まことが何回も「これは20世紀VS21世紀の戦いだ」*1と言っていました。
この人のコメント、毎回何を言ってるんだろうという感じなんですが、蓋を開けてみればまさにその通りなんですよね。決してまことのコメントを褒めているわけではありません。
女の子たちは努力する。けれど努力がすべて報われるわけではない。当たり前だけどステージというのはそういうところである、というのを端的に伝えるのが、このハロプロ研修生発表会の役割だと思います。
ハロプロ研修生:12歳の笠原桃奈と11歳の清野桃々姫がベストパフォーマンス賞に - MANTANWEB(まんたんウェブ)