Modern Age Idol

ハロプロ/AKB/原宿駅前パーティーズ/ニコモ/子役。たまにアイドル業界について解説しています

少女時代がスマイレージに勝てなかった理由(その2)

前回「少女時代がスマイレージに勝てなかった理由(その1)
http://d.hatena.ne.jp/ikethin/20110131/1296488226



レコ大新人賞、下馬評では少女時代でした。今年日本中を席巻しましたよね、KPO
対するはスマイレージ。こちらもちょいちょいTV出演していたとは言え、基本Ustreamでしたし、お世辞にも売れてるとは言えなかった。


それがなぜ勝てたのか!!



【少女時代のパフォーマンスは素晴らしかった。知性、ダンス、美意識、ほぼすべての面でクオリティー高かったです。しかし日本人の性意識、日本文化のコンテキストの複雑化、様々な要因がありますが、スマイレージが賞をとるのは、俺のなかではほぼ決定的だったな。】31日のつぶやきより



少女時代はアーティストとして素晴らしかった。曲もキャッチーだし、かわいいし。
ただアイドル好きな人は全然違う観点からこれを見ていた。

分かりやすくするために卑近な例を出しますが、
少女時代は分かりやすく言うと、少年ジャンプのワンピースなんです。
ワンピースと言えば国民的週刊誌に載ってる国民的漫画。誰が読んでも割と面白いと思えるコンテンツなんです。だからあんなに売れてるんですけどね。
つまり少女時代とは、誰が見ても、イイ!感性にグッとくる!!キレイ!!みたいに一瞬の消費快楽があるわけです。ワンピースって泣けるでしょ?それはコンテンツとして完成されすぎているということなんです。

一方スマイレージスマイレージに限らず最近の日本のアイドルは漫画で例えるならエヴァとかそこらへんです。
エヴァンゲリオンも言わずもがな超大ヒットアニメですが、ワンピースみたいに老若男女が楽しんで読めるかと言えば、少し疑問です。もちろん年齢は関係ないんですけど、ワンピースに比べるとパイが小さい。ワンピースは田舎のヤンキーから渋谷のJKまで読ませられますが、エヴァにそこまでの可読性があるようには見えないね。
エヴァとか攻殻機動隊は読み込むにあたっては知識と理解が必要です。
なんちゅーんですかね、やっぱ多少オタク心がないと楽しめない気がします。

ワンピースの部分を「ハリウッド映画」に置き換えても理解しやすいと思う。

オタクって言葉はあまり好きじゃないですが、オタクってそういう裏を読んだり、その文化が生まれた背景とか、その他付随する行間を読むのが好きなんです。そこを含めて【作品】だと理解する。
AKBが選抜やったり、スマイレージが全国行脚したり、秋元康のこの歌詞がどうだ、こうだ、とか、握手会に何番目に行ったとか、その他の情報が非常に重要な価値を持つのです。
だからコンテンツとしては不完全なんです。女優やモデルと比べて見劣りするのだけど、そういう情報、大きく言えばその文化の物語を全部ひっくるめて、ようやくコンテンツが完成する。そのとき初めて少女たちが輝いて見えるのです。

そんな感じかな〜。

レコ大が始まる前に福田花音が「少女時代さんには負けません」って言って、本当に勝てたから、僕はびっくりしたし、終わった後に和田彩花が「来年はレコ大とります」って言って、意外と取るかもなって思いました。