Modern Age Idol

ハロプロ/AKB/原宿駅前パーティーズ/ニコモ/子役。たまにアイドル業界のことについて考えます

そして今日もまた握手をする

全然言わなくてもいい話しなんだけど、アイドルを買い支えているっていう心理はある種の病的な感じがする。もちろん好きなアイドルには売れてほしいし、それが彼女たちの本気の夢なら尚更。でも自分は全然その子たちの将来に責任が持てないんですよ。一生涯応援して行きたいかって言われると、もう全然そんなことない。アイドルも好き、アイドルソングも好き、だけど他人ごとです。
最近そういうこと考えてて、こけぴよちゃんたちを見てて(これも一時の気の迷いかもしれないけど)、あの子たちは売れたいとかヒトコトも言わない。私たちだけを見てほしいとも言わない。あの子たちが言うのは「聞いて下さい」と「来てくれてありがとうございました」これだけ。
 
 
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そんなこと言うならヲタやめろよ、って言われそうですが、そんな簡単に止められたらとっくに止めてる。
こうもたくさんアイドルグループが乱立してくると、どれくらいの子たちアイドルになりたいのか疑問に感じる。たぶんそんなにいない。ほとんどの子たちはアイドルよりも、モデル、タレント、本格的な歌手、まあ若い子はなんとなく芸能人に憧れているんだと思う。あの子たちにとって、アイドルは夢ではなく目標を達成するための手段なんでしょうねきっと。
事務所(大人)が現れて、目標を達成するための手段を提供する。それが今たまたまアイドルなだけで、彼女たちにとっては華やかな世界で生きたい(もちろんストイックに目標を追いかけてる子もたくさんいるけど)だけなので、そこはアイドルじゃなくてもなんでもいいんだろうなとは思う。
 
もちろん、最初はやりたくなかったけど、アイドルをやり始めたら、意外と楽しい、って思う子も少なからずいると思う。大変だけど、部活やサークル活動みたいな楽しさがあるから。
それまでなんとなくタレント活動して来たけど、武道館、zepp、紅白etc 。。
そんな分かりやすくて華やかな目標を事務所に与えられてメディアで発表しちゃうと、本人たちもやらなくちゃって思うわけですよね。
 
 
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自分が10代の女の子だとして、おっさんと握手なんて全然したくないと思うんです。もうこれっぽちも。出来れば触りたくない。(10代の女の子にとっておっさんとは20代後半からです)
だけどあの子たちは嫌な顔一つせず、笑顔で対応してくれる。そこに女性としての強さを感じて、魅力的だなと思うことがあるのは事実です。アイドルヲタって世間からは従順な若い女が好きなんでしょって思われがちですが、もしろ逆ですよね。今のヲタはアイドルに社会で戦って行けるような強い女性像を求めてる。
 
そんなこと百も承知な上で、今日もアイドルに握手しに行く。写真を撮る。話す。
アイドルの子たちもまたファンを掴まえないと、自分たちの目標が達成できない。
お互いがすごく確信犯的な関係。そこをヲタは楽しんでるんだと思いますが、
つくづくアイドルヲタは業の深い趣味だなと思います。
 
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会社でヲタであることを比較的オープンにしてるんだけど、あるとき何のときか忘れたけど、全くヲタじゃない同僚に言われたことがあります。
 
「本当に応援したいんだったら、CDだけ買って、握手には行かないことですよ」
 
そんなこととっくの昔に分かっていたけど、改めて言われると心にグサッと来ますね(笑)
 
 
 
そして今日もまた握手をする。