席はB2-5。
この日の見どころはなんと言っても1年以上ぶりの披露となった「フィナール」。イントロが流れた瞬間、会場が盛り上がりました。
中田生誕、乙女一曲目フィナール披露で会場爆上がり
— さやしの (@IKS03) 2018年2月12日
椅子プレイ・チェキなどはありませんでしたが、今の乙女7人のフィナールを以って原宿乙女が完全に復活したと思います。
(丹羽ちゃんがフィナール終わった後震えてて、本人も緊張したと言ってたけど、いつもキレキャラな丹羽ちゃんが実は結構な心配性であることを知って好きになった)
で、肝心の生誕祭でしたが、中田のバースデイ公演は毎年エモいので、今年も期待していましたが、期待以上でした。
以下では各メンバーからの手紙、中田からメンバーへの手紙の内容を紹介します。
山登梨花から中田陽菜子への手紙
中田陽菜子さんへ。中田さん、まずは十八歳の誕生日おめでとうございます。
私が初めて中田さんを見たのはこのステージが出来た二年半前です。初めて原宿乙女を見た時、ちゃんと覚えて帰ったのは中田さんだけでした。
初めて見た時から、なんて存在感のある人なんだろ、この人以外はセンターはつとまらないと思いました。
けど、乙女にはいろんなことがあって、私にはわからないくらい中田さんは辛い思いをしたと思います。
そして今年の一月から新生乙女として七人になる時、自分の名前が入っていて、私みたいなチビが高身長の人達に混ざって大丈夫なのか、ファンの人達の評判はどうなんだろうか、なによりいろんなことを頑張ってきた中田さんになんでこんなちっちゃい子がって思われないかすごく心配でした。
でも中田さんはそんな私を乙女として受け入れてくれました。その時は本当に嬉しかったです。MCの時も私がしゃべるだけしゃべってちらかってしまうと言ったら、ちらかってもちゃんと片付けるから大丈夫だよって言ってくれたり、相談にのってくれたりした時、乙女に入れて本当に良かったなと思いました。
それと同時に中田さんは絶対にいなくてはならない存在だなと思いました。中田さんがいないと乙女は成り立たないし、けいちゃんのテンションも上がらないし、けいちゃんがボケることも出来なくなってしまうと思います。
私はこの七人で乙女を頑張っていきたいです。乙女の軸としてこれからも中心にいてほしいです。これからもたくさん迷惑かけると思います。
中田さんに大変な思いをさせてしまうと思います。でもそんな時は、私では役不足かもしれませんが、話だけは聞けるので、なんでも言ってください。
これからもよろしくお願いします。今日は本当に誕生日おめでとうございます。中田さんにとって幸せなことがたくさんある一年になりますように。
原宿乙女、山登梨花。
丹羽絵理香から中田陽菜子への手紙
中田さんへ。十八歳おめでとうございます。当日に直接祝うことが出来て、すごく嬉しいです。
いざ手紙を書くとなると、話したいことは山ほどあるはずなのに、恥ずかしくていろいろ考えてしまいます。長くなりそうですが、許して下さい。
まず、私が中田さんを知ったきっかけは原宿駅前ステージでした。当時まだレッスン生だった私はステージに立つ中田さんを見て憧れの思い、その他たくさんの感情を抱きました。
実は中田さんに質問返しをしてもらったこともあります。そのくらい大きな存在で、何というか、活力というか、私の原動力でした。
ありがちな言い方ですが、あの頃の私はまさか二年後に中田さんと同じステージに、同じチームに所属している状態で立っているなんて思っていないでしょう。
去年の三月に初めてステージで踊らせて頂くことになり、ガチガチに緊張していた私に中田さんは先輩メンバーと変わりなく接してくれ、いろいろな手助けをしてくれましたね。今でも鮮明に覚えています。
話していくうちにあの時から今まで中田さんの良さをたくさんたくさん感じています。今年に入って七人乙女になって活動していることで新しく今まで見えなかった中田さんが見れて嬉しいです。
気持ち悪いとか思わないで下さいね。
それと同時に少し寂しくもあったりします。人数が増えたことでアンダーに入ってきた時みたいにバンバン話しかけに行くのをためらってしまうからです。ただの嫉妬です。憧れだった中田さんと今同じステージに立てているのがすごくすごく嬉しいです。
中田さんは綺麗で可愛くてかっこよくて、考え方、立ち振る舞いが大人で本当に私といっこさなのかといつも思います。存在からすべてが魅力で溢れています。
性格も顔もたまに見えるお茶目さもすべてが大好きです。今いっこさという言葉を出しましたが、いっこさだからとても話しやすくて信頼できます。
ここにいるメンバーはみんなライバル、よく言いますが、もちろんそれはそうだけど、一歩外に出た時にどうでもいい話とか仲間っていう関係じゃない友人というか、そういうような関係でいつかお話しできたらなと思っています。
きっと私が思っている何倍も大変だと思うし、いろいろ抱えているものがあると思います。私の前では一切弱いところを見せないけど、弱音や思うこと一つや二つはあると思います。
役に立てるかわかりませんが、どっしり構えてるのでいつでもはき出しにきて下さい。頼りがいのある人になれるように私も頑張ります。本当に長くなりましたが、今日は本当におめでとうございます。
普段は恥ずかしくてなかなか表面では言えないけれど、中田さんが大好きです。これからもよろしくお願いします。今度どこかお出かけにも行きたいです。中田さんにとって素敵な最高の一年になりますように。
丹羽絵理香
東慧依から中田陽菜子への手紙
中田へ。十八歳の誕生日おめでとう。もう出会って三回目のお祝だけど感覚的には何年も何年も一緒にいるような感じです。
あんなに一人で泣きじゃくってくよくよしてた日々が二年前だと思うと懐かしいし、本当に成長しているね。当時も今も中田はその場にいるだけで主役って感じがします。
身長もスタイルも含めて他の人が願っても得ることができない存在感を持っていて、その背中を後ろから見るたびに悔しくなるほど付いていきたくなって、でもどこか支えてあげたくなります。
この三年間、中田のご家族の次くらいに誰よりも中田のことを近くで見てきた気がします。同じチームになってから近くになりすぎて逆に遠くに感じて少しだけ壁ができてしまったりすることもあったけど、中田のことは誰よりも理解できてると思うし、私のことを誰よりも理解してくれているのは中田です。
しっかり者で、でもどこか抜けてて一人で突っ走ろうとして、でも頼ってくれて、本当は泣き虫で、でも立ち向かう姿がかっこよくて、輝いていて、私にとって唯一無二の存在です。
十月頃の講演から中田がしばらく乙女の活動をお休みするって聞いた時、正直終わったなって思いました。そのしばらくが続くのか、私が壊してしまうんじゃないか、なんて考えながら過ごす二、三か月はとても長かったです。
そもそもMCが下手くそだって公言しちゃっていじられてた人間がチームのコーナーの進行を毎週するなんて危険すぎると自分でも思ったし、自分一人で後輩を引っ張るとなった時、いまだに原宿乙女を完全に知りきれていない自分がいて、わからないことだらけだったけど、
かっこ悪い変な意地を張って中田にまったく相談も連絡もしないでいたら大晦日に会った時、泣いてる私にギュッとしてくれた時に自分の小ささを改めて感じたし、
中田が私に与えてくれたピンチは必ずチャンスになって私を強くさせてくれるんだな、中田かっこいいな、ずるいな、と思って年を越しました。
中田が帰ってきた時のお客さんやメンバーの反応を見て、ああ私は中田の替わりにはなれないし、なろうともしなくていいんだって思いました。
それくらい中田の存在は大きいし、中田がいると私も等身大の自分でいれます。もちろん、競い合う相手ではあるけれど、一番一緒に頑張りたい大切な人です。
そして今こうして七人で原宿乙女のステージができているのも中田が積み重ねてきてくれた過去があるからです。本当にありがとう。
最近では高校卒業を控えていて、また一つ大人になることを楽しみにしつつもどうなるんだろうって不安そうにしてる時もあるよね。
その感覚がまだ私には共感することは出来ないけど、今までの辛かったことも大人になっていつかお酒を飲めるようになった時、あの時は辛かったねって笑い飛ばせる日がくるように、今は今なりに私達らしく、どうなるかわからない未来を一緒にもがいていこうね。
十八歳、きっと素敵な一年になるよ。しようね。行き詰った時はたくさん笑わせるから、隣にいるから、今まで通り頼り合って刺激し合って今まで以上に上を目指して頑張っていこう。おめでとうございます。そしていつもありがとう。
中田陽菜子さんから原宿乙女のメンバーへの手紙
原宿乙女のみんなへ。こうやってみんなにちゃんと話すのは初めてだね。新たにこの七人でスタートしてあっという間に一ヶ月が過ぎました。
とっても早くて濃い一ヶ月でした。そして今日に向けて練習、それぞれ忙しい中、いっぱい協力してくれて本当にありがとう。
半年くらい前から丹羽と梶が乙女のアンダーで出てくれるようになって、正直最初はとりあえずみたいな感じで出てもらって始めていましたが、毎週やるごとに二人がどんどん成長してかっこよくなっていく姿を見て、私はすごく刺激を受けました。
そして山登、ここねん、ゆぴも正式に加わることになって一気に新しい原宿乙女の色が付いてきました。
正直ここまでがっちり人数を増やすのにはかなり勇気がいりました。自分の中でも原宿乙女にどうしても熱が入らなくなってしまったり、リスタートとなるともう一度原宿乙女を築き上げるのは不安が大きすぎて悩む日々も多くありました。
そして去年の終わり頃、悩みに悩んで私がしばらく休演させて頂くことになった時、丹羽と梶川、東そしてここちゃんが原宿乙女を繋いでくれたお陰で、私が自分をしっかり見つめ直すことができました。
そして大きな一歩を踏み出す決断もできました。本当にありがとうございます。
真面目でいっつも一生懸命な山登、
見た目とは裏腹にすごくしっかり考えてて自分をしっかり持っているゆぴ、
不思議な世界観を持っていてとっても可愛い妹みたいなここねん、
可愛い性格だけじゃなく中一とは思えないぐらいどんどん成長していく梶、
一周回ってさっきも言ったけどキレてる姿がもう最近かわいくてしょうがない、そして頼りがいがある丹羽、
そしてもはや一心同体の東、
東が乙女に入ってくれて本当に本当に良かったです。東が居なかったら私はここに居たか正直わからないくらいたくさん支えられました。
ステージが始まった頃から仲良くさせてもらってたけども、もちろんチームはまったく違うくて同じになるとは一ミリもそん時は思ってなかったけど、それまでも大きかった東の存在がこの一年さらに大きくなりました。
頑張りたくても頑張りようがなくて、苦しい時にはそん時も横には東がいて、一緒に悩んで一緒に頑張ろう乗り越えようって励まし合って七人の新体制も真っ先に協力して作り上げてくれて、あなたは私にとって最強以外の何物でもないです。
夢は真逆でも今こうやって同じ一つのことを取り組むこの今の時間を大事に、そしてお互いの将来に繋がっていけたらいいね。いつも本当にありがとう。そしてこれからもよろしくね。
そして最後に、原宿乙女という名前、気付けば歴史書でも作れるんじゃないかというくらい二年という短期間でいろんなことがありました。
まさか私がここまで原宿乙女という名前を背負う立場になるとは思ってませんでした。初期のメンバーが誰一人いないという状況は正直寂しかったです。
でもあの時七人がいて、今の私がいて、今の乙女があります。きっとその一つ一つが今に繋がってると考えたら原宿乙女自体に感謝の気持ちでいっぱいです。
ここまで強くなれたのも、そのような試練があってこそで、自分の中の夢がはっきりと、そして強くなりました。
新しい乙女も自分達自身もまだまだ未知でどうなるかわかりませんが、みんなとこれからここから新しい原宿乙女を少しずつ築いていけたらいいなと思ってます。
原宿駅前ステージにいい風を吹かせられるそんなグループになるよう全力で引っ張っていきます。いつもありがとう。そしてこれからよろしくお願いします。
原宿乙女、中田陽菜子でした。
中田陽菜子さんからファンのみなさんへの言葉
まずは皆さん、今日は来て下さって本当にありがとうございます。
十七歳はですね、私は原宿駅前ステージ以外にモデルの道が少し開けまして、東京ガールズコレクションとか関西コレクションとか自分が夢に見てたステージに少しずつ出させて頂けるようになったりしました。
でも、正直その仕事を頂いたことがすごく嬉しい反面、やっぱ自分の存在が外に出ると本当にちっぽけで、まだまだだなと思う部分がたくさんあって、私はもっともっと成長しなきゃいけないなってすごく感じるそんな一年でした。
すごく焦りが大きかった十七歳なんですけど、十八歳の前にこうやって一歩踏み出せて心の余裕もかなりできて、今すごく毎日楽しむことを楽しんでます。
これから十八歳は私らしく一歩ずつ夢に近づいていけたらなと思いますし、みなさん本当に変わらず応援に来て下さることが本当に嬉しくて、やっぱ原宿駅前ステージって本当に私にとってかけがえないというか、なくてならない存在ですし、皆さんに応援して頂けることの有り難さを本当に感じた一年でした。
これから十八歳、一生懸命私らしく頑張っていきたいなと思ってますので、これからも応援して下さったら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。
中田陽菜子さんが
— さやしの (@IKS03) 2018年2月12日
「原宿乙女は歴史書が書けるくらい色々あるグループ」
とおっしゃっていましたが、
歴史書は難しいにしても、
「原宿乙女とは"中田陽菜子"のことである」
という新書なら書けそうな気がしました
来場者に配られたメッセージカードのQR動画