現状に満足していないすべてのアイドルに伝えたいのですが、「自分の影響力をいかに高めるか」ということを考えてみてください。事務所が大きいからと言って、”あなた”の影響力が大きいわけではありません。Youtubeの再生回数でもいいし、インスタのフォロワーでもいいし、リツイート数でもいいので、まずはそこを最大化するために何ができるかを考えるべきでしょう。たかが”数字”ではあるのですが、数字が作れれば、あなたにチャンスを与えてくれる大人がきっと現れるでしょう。ゆうこすのように。
事務所に所属していない地下アイドルでもいいのです。あなた自身に影響力があれば、その影響力がほしいという人は今後必ず現れます。なぜなら「なにを言ったか」よりも「誰が言ったか」が重要になるからです。
先日元SMAPのメンバーがtwitterを開設しました。まだ誰もつぶやいていないですが、フォロワーはすでに30万人です。
これはつまり30万人くらいに届く拡声器を手に入れたようなものです。消費者はTVCMは飛ばすし、YouTubeのCMもろくに見ません。だけど香取慎吾がつぶやけば、少なくとも30万人くらいの目には触れるでしょう。従来のCMが効かなくなってきた今、企業は有名人ではなく”影響力の強い人”を探しています。
もちろん事務所に所属することにもメリットはあります。ですが芸能人と呼ばれる職業の人たちは、従来の芸能活動、芸能界の枠組みや考え方を捨て、ゼロベースで今後の活動方針を決めなければならない時が来ているようです。
新しい地図の取り組みは、芸能の仕組みが「事務所・テレビ・広告会社」の鉄のトライアングルから、「プラットフォーム・ファン・インフルエンサー」の新しいトライアングルへ移行する象徴的なものになりそう。この流れは不可逆で、すでにいま起きていることだけど、SMAP事変が決定打に。
— Keisuke Kanno (@keisukekanno) 2017年9月24日