Modern Age Idol

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イケてないやつが見る、イケてないやつの物語「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見ました。

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主人公は昔、バードマンというヒーローモノの中の人をやっていた俳優。一躍人気者になるが、注目される時期は終わり、今はブロードウェイで舞台監督兼俳優をやって復活を狙っている。その劇場のなかで繰り広げられる物語。
 
アカデミー賞をはじめ賞を総なめした映画だけあって骨太なストーリー。長回しを錯覚させるようなカメラワークと、インプロビゼーションなジャズドラム。全編BGMはジャズドラムのみ。元ドラマーとしては、この映画のBGMは創造力をかき立ててくれる最高な気分にさせてくれる。
 
マイケル・キートン演じる主人公は、モノを自由に操れる超能力が使える。なんでも出来るはずなのに、現実はそうはいかない。そんな心境を表現するメタ表現だ。主人公に、心の中で誰かが話しかけてくる。バードマン。デスノートリュークみたいな感じで、ときどきバードマンが実際に出てくる。
 
自己中な舞台俳優、元嫁、薬物依存症の娘、浮気相手、色んなやつに邪魔されながらも、彼は最後には自由を手にする。本当の自分はどこまでいっても自由なんだということに気づく。
 

イケてないやつが見る、イケてないやつの物語

 
先日NHKのプロフェッショナルをたまたま見ていたら、アニメーターの細田守サマーウォーズ、おおかみ子どもの雨と雪)が
 

「映画は現実に満足してないとか、不満を抱えてるやつがみるべきものだ」

 
と言っていた。
 
確かに現実に満足してる人たちはわざわざ金払って虚構の物語を見る必要がない。
 
現実は全く思いどおりに行かない。人生が理不尽であるということは、散々理解しているつもりなのに、やっぱりうまくいかなかったり、思い通りにならないと、腹立たしい。
 
そういうときは酒飲んで寝るしかないのだが、やはり限界まで理想や自由を突き詰めたい。
 
「絵っていうのは自由だと思われてるんだけど、実は自由じゃない。正解に支配されてるわけ。一つの答えにむかっていくんだ」細田守(プロフェッショナル)

 


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