Modern Age Idol

ハロプロ/AKB/原宿駅前パーティーズ/ニコモ/子役。たまにアイドル業界について解説しています

もしサンデル教授がアイドル現場で白熱教室をやったら

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【登場人物】
 ・サンデル教授
 ・地下アイドル
 ・アイドル運営
 ・ピンチケ(MIX厨)
 ・古参(地蔵)
 
 
渋谷のとある地下現場
 
ピンチケ「お~れ~の!」
 
古参「あーもーウルサイな。静かに見れないのかよ」
 
ピンチケ「(にらみつけながら無視して、MIXを始める)タイガー!ファイヤー!・・」
 
古参 (後ろからピンチケを剥がす)
 
ピンチケ「おい!おっさん何触ってんだよ」
 
古参「周りの迷惑考えろよ!」
 
曲終わり、アイドルがすすり泣く
 
運営「他のお客様にご迷惑となる行為は禁止しています。また同じ行為が行われた場合、公演を中止することもございますので、くれぐれも宜しくお願い致します。」
 
教授「これが日本の地下アイドル現場ですか。見るに耐えかねますね」
 
運営「いつもこうなんですよ。私たちから見れば大事なお客さんなので、強く注意できなくて困っています」
 
教授「そんなものこうすればいいんですよ。えい!(グーパン)」
 
ピンチケ「なにすんだよ、おっさん」
 
教授「君たちはなんでそんなに曲中に叫ぶのかね。歌が聞こえないじゃないか」
 
ピンチケ「これが俺の応援スタイルなんだよ。推しも名前叫んだら喜んでるくれるからいいじゃん」
 
アイドル「確かに嬉しいですけど、、他のお客さんの迷惑になるのは困ります」
 
古参「お前らが来る前までは、少し騒いでたりはしてたけど、快適に見れていたのに。ピンチケは曲を無視して自分勝手に叫ぶから嫌いなんだ」
 
ピンチケ「快適?俺にとってはこれが快適なんだ。俺はチケットは正規で買うし、無銭じゃなくてもループする。ピンチケが増えたおかげで、売上あがりましたよね?」
 
運営「確かに若い子が増えてから、売上はあがりました。若い子はまだ学校通ってて友達も多いみたいだから。最近はオタクをすることがファッションになってるみたいです」
 
教授「オタクがファッション。さすが先進国日本ですね。クレイジーだ。」
 
古参「売上が上がれば何やってもいいんですか?僕らだってお金を払って見に来ています。誰にもこの行為を邪魔する権利はありません。」
 
ピンチケ「レスもらえないからって嫉妬するなよ」
 
古参「ぐぬぬ
 
教授「まあまあ。アイドルの意見はいかがですか?」
 
アイドル「確かに15人位のお客さんよりは50人位集まってくれた方が嬉しいですし、こう言っちゃなんだけど、おじさんだけよりは、若い男の子や女の子が増えてくれたほうがモチベーションはあがりますね。だけどやっぱり喧嘩はしないでほしいな。みんなが仲良く見てくれるのが理想なんだけど」
 
教授「なるほど。でもこのピンチケ君は騒げないなら他界すると言っていますよ。それについてはどう思いますか?」
 
アイドル「うーん○○君は影響力もあるし、喋ってて面白いし(イケメン)だし、他界されるとちょっと困るかも。」
 
運営「○○君は金払いはいいけど、界隈では迷惑ヲタとして認知されてますからね。。困りましたね」
 
教授「自由権利の主張と最大多数の最大幸福」
 
運営「はい?」
 
教授「ピンチケ君は自由な権利を主張している。最もな意見だよ。人間は自由でなければならない。一方で古参の方の意見は「他の人の迷惑も考慮して応援しろ」と言っている。なんでアイドルのライブを見に来ているのに、他の人のことも考えなければならないんだっけ?」
 
古参「なんでって、他の人に迷惑かけちゃダメでしょ」
 
教授「じゃあ君は生きている間、誰にも迷惑かけてないの?」
 
古参「そんなことないけど、あくまで常識的な範囲でってことですよ」
 
教授「そう、常識的な範囲。常識的な範囲ってなんだろう。だって地下のアイドル現場に細かなルールはないんだろ?ピンチケくんにとって、ずらして入れる可変MIXは常識なのかもしれない」
 
ピンチケ「俺は面白くありたいだけなんだ。推しに笑ってほしいだけなんですよ」
 
教授「純愛だなあ。で、君は銃規制についてどう思うんだい?」
 
ピンチケ「は?」
 
教授「君がアメリカ人だったとして、銃の規制については賛成か反対か?」
 
ピンチケ「(こいつキ○ガイかよ・・)そんなの反対ですよ。危ないから」
 
教授「危ないものは規制するんだね。でも今のところアメリカは銃を持つことを許可されているよ。キミは銃を持った強盗相手にナイフで対抗するのかい?」
 
ピンチケ「うーん、相手が銃持ってるんだったら、こっちも持ちたいですね」
 
教授「古参の彼はどう思うんだい?」
 
古参「え、持つに決まってるじゃないですか」
 
教授「君たちはお互いが銃を持つことによってこそ、平穏無事な生活が送れるとおもってるわけだ。でもね、この議論は何十年もアメリカで論争されているけど、未だに答えが出てない。なぜだと思う?」
 
ピンチケ、古参「はあ・・」
 
教授「なぜなら答えなんて無いからだ。答えが無いのに、どうやって正解を導きだすんだい?」
 
ピンチケ、古参「・・・」
 
教授「でも実は答えはここにある(まわりのオタクを指して)」
 
教授「コミュニティだよ。君らの言葉では「界隈」って言うんだっけ?アイドルヲタのコミュニティは熱量がすごいらしいじゃないか。夢に向かって頑張ってる女の子のために、毎週集まって、10秒で1000円の握手券を買って、応援するんだろ。私の国では考えられないな。こんなに平和的なコミュティは他の国を見ても、そうあるもんじゃない」
 
運営「これ平和なんですかね?」
 
教授「平和そのものだよ。誰も傷つけてないし、むしろかわいい女の子に対して性的な目的なく、お金を使ってるんだから超平和」
 
ピンチケ「まあそうとも言えますね」
 
教授「地下アイドル現場なんて、まだそんなに歴史ないだろ?オーケストラを静かに座って見るようになったのだって最近と言えば最近なんだから、まあ気長に待てばいいと思うよ。お互いによく議論すれば、自然と場のルールは形成されていくものだ」
 
古参「そんなものですかね」
 
運営「うちも意味分からない規制が多すぎたかな、、もうちょっとお客さんを信じてやってみよう」
 
 
 
教授「しかし、みやももちゃんは最高だな!」
 

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 (写真の無断使用すいません、可愛くてつい)
 

 

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