Modern Age Idol

ハロプロ/AKB/原宿駅前パーティーズ/ニコモ/子役。たまにアイドル業界について解説しています

ハロヲタがAKBヲタよりメンドクサイ理由

煽るようなタイトルを入れておいて、いきなり防衛線を張りますが、僕はハロプロのファンです。
一応アイドル好きとして、基本的には全アイドルを応援していますよ冷静な私という糞DD的な立場をとってるつもりですが、ぶっちゃけ、ハロプロが一番好きです。
女子流とかさくら学院も好きなんですが(むしろライブ参戦回数で言えば負けないくらい行っていますが)、ハロプロが好きというのは本音です。


でタイトルの件ですが、
このことを考える機会になったのは、ツイッター上で最近「ハロー現場のマナーの悪さ」について言及するのを見かけることが多くなったからです。
そしてこれから僕が書くことは「ハローの現場のマナーの悪さを正そうとする動き」についてです。


言うまでもなく現場のマナーの悪さは、ハローに限らずどこも似たようなものです。
AKB48秋元謝罪 マナーの悪いファンを注意した件で : J-CASTテレビウォッチ
ルールなきところにマナーあり|八坂沙織(SUPER☆GiRLS)オフィシャルブログ 「さおりに捧げるローマーンス」
福田花音さんがブログでお前らにキレてるぞ : アイドルニュース(狼)


態度が悪い、マナーがなってないファンというのは、たぶんビートルズの時代からいるのだと思います。
なので、そういう現場を正そうとする動き、ファンの自浄作用みたいなものの歴史もまた、存在すると思います。


現場で迷惑をかけるのはアレとして、
一部の極右的な思考のファンたちは、アイドルにとっては実は必要悪のような気もします。
なぜならそういう極右的な人たち(高濃度のヲタ)が、普通のヲタを生む材料となってるきらいがあるからです。


先日飲み会のときに、「ヲタの2割くらいはヲタヲタ」
つまり「ヲタへの憧れ」を持ってるヲタもいるという話になりました。

で、その憧れの的と言うのはつまり、先ほど出た「極右的なヲタ」であって、
そういう人たちが面白おかしくアイドルをこねくりまわせる能力があるから、
少し興味を持った人が、ヲタになる機会もあると思います。


まあ問題は現場で周りに迷惑をかけるヲタであって、
さっきの極右的なヲタ=迷惑をかけるヲタではありません。
周りに迷惑をかけてはいけないというのは、ファンになる以前の問題ですからね。


ハロプロ界隈で言うと、話がややこしくなってるのは、ファンがファンに対して説教を垂れてるからであって、運営側が注意するなり、出禁にすれば話が早いわけです。

しかし、簡単に出禁にしちゃうのも、また話がややこしくなるような気もします。
音楽とかライブって、その場を自由に楽しむもんだからね。
迷惑かけない範囲内で、自由に楽しむ分には問題ないわけだから、
じゃあやっぱり問題の根本的な解決にはなりません。
持ちこむサイリウムの本数を制限するとかは全然アリだとは思いますが、
ジャンプするな、っていう規制はなんか違う気もしますし、楽しめなくなってしまいます。


迷惑ヲタと現場の規制問題は、実は社会学的な問題が含まれてるような気がしてきましたw


個人的にハローの現場は全然怖くない(他の現場と大して変わらない)と思っているのですが、
やはり「ハローの現場は閉鎖的」「怖い」という声もチラホラ聴くので、まあそうなんでしょう。
少し視点を変えて、僕が思うハロヲタの「ちょっとそこめんどくさくね?」みたいなことをつらつらと書いていきます。


分かりやすくするために話を単純化しますが、
例えばAKBに対してのハローというのは、半分アンチの態度であり、カウンターカルチャーの性質があるかと思います。

仮に他のアイドルのファン人たちからハロヲタが少し異常に見えているのであれば、
それはハロヲタが少数派の視点を手に入れることによって、弱者保護的な視点を取っているからだと思います。
分かりやすく言うと、「情に訴えかけている」ということです。

あくまで一ファンとしての意見ですが、
ハロヲタはハローの音楽的正しさ(曲の良さ)を煽り、ファンの態度を嘆き、そしてなによりも個々人が、アイドルやファンについての正しい理解はこうあるべきだ、という見解を示すところが、すでに新規のファンを遠ざけているように思います。
そしてそれがそのままブレイクしそうでしない理由の一因になっているような気もします。


AKBのファンが拡大した理由はいろいろあるかと思いますが、
ライトなファンがただ純粋に「かわいい」と言って応援している方が、
なんの利害も産まず、だからこそめんどくさくなく、
効率的にファンをゲットしつづけてきたのではないかと思います。


僕がよく見かけるハロヲタの主張は
・自分たちがメインストリームから外れていること
・一方でメインストリームじゃない自分たちこそ、アイドルに対して正しい視点を持っていること

です。まあそんな部分が自分にもあったりするわけですが。


メインストリームから外れて、”正しい(間違わない)視点”を持ってしまったがために、
ハロヲタは他からの批判を恐れないし、省みない。
自分たちが正しいとおもっているから、比較的原理主義ぽくなりやすいのではないか。



最後になりましたが、
アイドルヲタが抱えている問題、というかこのメンドクササって実は、
自分たちが好きな「アイドル」に一生なれない、ということかもしれません。
サッカーにしろ、野球にしろ「好きなこと」っていうのはやってみればいいけど、大部分のアイドルヲタというのは自分たちが理想としている「アイドル」にはなれません。当事者にはなれない。なので当事者(アイドル)の気持ちは一生かかっても分からないですよ。

ここらへんの矛盾を抱えて生きているのがアイドルヲタだし、だからこそアイドルもアイドルヲタも見てて面白いです。



※ちなみにマイノリティの視点については、この本を参考にしました。

「当事者」の時代 (光文社新書)

「当事者」の時代 (光文社新書)